室谷醫院の名前に対する想い
ようこそ室谷醫院へ。当院は精神科の診療所です。
「醫」という文字を見たことがない人達の方が多い今に、あえてふるい字を使っているのは、精神科医として言葉の意味を大切にしていきたいとおもって いるからです。
「医」は矢を入れている箱、「殳」(ほこ)は槍のような武具で、つまり病を攻める薬と技術を表わし、それを「酉」つまり酒に溶かし、酒に運ばせ病を癒す。「醫」 とはそういう意味を表わしているのだそうです。 医だけにしてしまったことと、薬漬け医療との間には効率偏重という点で共通するものがあるかもしれません。
私は精神科医として、酒を「ことば」に置き換えたつもりで診療をしていきたいと考えています。 それは、ことばを変えれば必要最小限の範囲で心に触れながら診断・見通し・治療法・今の状態などをわかりやすく説明するということなのですが。
精神科医なのに心療内科も標榜しているのは、精神科医以外の人達は医療関係者も含めて、 どうやらうつ病や不安障害など、ほとんどの精神疾患を診療するのが心療内科だと思っているようだからです。
精神病院に入院している患者さんを担当するのが精神科で、入院する必要のない人は心療内料で、と思われているようです。
それはちょっと極端な意見かもしれませんが、私は内科医ではありませんが、代表的な心身症である摂食障害の治療も沢山していますので、一般の人の持っている心療内科への期待を損なうことはあま りないと思い、あえて二つ名乗ることにしました。
本当は心療科という呼称が一番好きです。 マイナスイメージの改名ブームの昨今、変なカタカナにしないで精神科が心療科になればいいなと思っています。
以上、ちょっと変わった所ですが、何か心身の不調を感じたら受診されると良いと思います。
当院の外観
地下鉄名城線・八事日赤駅の1番出口を出て、すぐ右側にある【日興山手通ビル】の4階です。
エレベーターで4階までお越しください。
院内の様子
精神科で患者さんに触れるのは、椅子と心だけです。 そんな気持ちで椅子にも少しこだわりました。 座る人を待っていますよ…という気持ちを形にしたような古いものにしました。
診察室・処置室の様子
当院の診療方針は、薬ではなく言葉を使った治療です。ゆったりとした気持ちで受診していただける診察室となっています。
在籍スタッフ
- 医師1名
- 看護師1名
- 心理士3名(非常勤)